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H17.7.30 第12回 糖尿病教室報告

H17・7・30(土)       参加者  19名

今回のテーマは運動療法で、前回大好評だった佐藤先生(埼玉医科大学リハビリテーション科 運動指導士)をお招きし、講義をしていただきました。

今回は講義だけでなく、実際に動脈硬化測定や超音波検査の体験、参加された方の中から希望者に、その人にあった運動メニューを作成していただきました。その様子を報告します。

~ 超音波検査 (内臓脂肪測定・血管内プラーク) ~

内臓脂肪の測定は、本来CT検査でより正確な測定ができるのですが、簡単に超音波検査でも測定することが可能です。20代男性の方に体験していただきました。この方は、10代の頃から運動していたそうで、ガッチリとした体格、外見上いわゆる肥満にはとても見えない方でしたが、測定してみると内臓脂肪がやや多めについていることが分かり、ご自身でもとても驚かれていました。

次に60代女性の方の血管内の状態(血管内プラークの有無、またプラークの大きさ)の測定を体験していただきました。血管内プラークは、体中の血管内どこにでも形成されてしまうのですが、特に心臓と頸動脈に溜まりやすいと言われています。今回は、頸動脈の状態とプラークを測定しました。この方は、当クリニック受診歴があり、糖尿病を指摘されていますが、食事療法のみで良好のコントロールであり、高脂血症、高血圧、肥満はない方でしたが、実際に超音波検査で見てみると、小さなプラークが発見されました。

~ 動脈硬化測定 ~

超音波検査を受けた60代女性の方のご希望もあり、引き続き動脈硬化測定の体験をしていただきました。動脈硬化測定の器械では、心電図、心音図、脈派及び両腕、両足首の4箇所の血圧を同時に測定することで、血管の硬さや詰まりの程度を測定し、動脈硬化の進み具合を調べることができます。着衣のまま5分程度で測定することができ、痛みや苦痛はほとんど無い検査です。この方の場合、血管は軟らかい状態で、動脈硬化の心配は今の所ほとんど無いとの結果が出て、安心されておりました。

~ 運動メニューの作成 ~

佐藤先生の指導のもと、実際に4段階の速さ(ゆっくり、普段の速さ、やや早め、早歩き)で、希望者に歩いていただき、その都度測定した、血圧、脈拍数をもとにグラフを作成していきました。グラフの所見から、希望者にとってはやや早めから早歩きの時に心臓の負担度が増えてきているということが分かり、この方の場合、きつ過ぎる運動は向いておらず、普通に歩く早さよりやや早めに歩くことが一番効果的であるということが分かりました。このグラフの所見は、人によって大きく異なり、楽な運動でも良い人や、逆にきつい運動をしなければ運動療法の効果が現れない人もいるそうです。運動メニューというのは、個別に作られていくのが理想だという事が分かりました。血管内プラークが発見されても、血管の状態は硬くなっていないという状態では、運動療法を行うとで、プラークの縮小に効果的であるともいわれているそうです。

参加された方々の中から「私も測定してもらいたかった・・」との声が多数あったのですが、時間の関係もあり、皆様に体験していただくことは出来ませんでしたが、皆様が積極的に参加してくださり、クリニックスタッフとして、とてもうれしく思いました。動脈硬化測定などの検査は、ご希望であれば、診療時間内に受けることが出来ますので、気軽にお声をかけてください。

次回の糖尿病教室は、ビデオを中心とし糖尿病の3大合併症のお話と、歯科衛生士さんによる歯周病予防のお話です。多数の方々の参加をお待ちしております。







 

H17.5.21 第11回 糖尿病教室報告

H17・5・21(土)  参加者 10名

今年度、最初の糖尿病教室にあたり、よりよい外来受診の仕方と糖尿病の基礎についてお話しました。

当クリニックでは、糖尿病の患者さん一人一人に個人ファイルを作成しています。このファイルには、今までの経過が記されていると共に自分は今どのような状態であるのか、
またどのような治療を行っているのか、食事療法における指示摂取カロリーは、1日あたり何キロカロリーであるのかなど詳しく記載されています。

この個人ファイルのよりよい使い方や、 検査データについての説明や見方についてなどを詳しく説明しました。

糖尿病の基礎については、糖のしくみを中心にお話をしました。

糖のしくみは文章だけでは解りにくいため、ブドウ糖、インスリン、肝臓、筋肉、脂肪、図を使用しながら、糖代謝について説明しました。

みなさんは、どのような人が糖尿病にかかりやすいのかご存知でしょうか?

よく耳にするのが、「甘いものが好きだと糖尿病になっちゃうのよね」

甘いものが好き=糖尿病  あながち否定も出来ないところもありますが、 それだけではないのです!

* 家族や親族に糖尿病の方がいる人。

* 最近太ってきた人。若い頃から太りすぎの人。

* アルコールをたくさん(例えば日本酒1日3合以上)飲む人。

* 甘いものや糖質(でんぷん質)が好きな人。

* 脂っこいものが好きな人。

* 最近食欲が亢進してきた人。残り物があると全て食べつくさないと気がすまない人。

* 朝食抜きの人。1日2食しか食べない人。

* 生活が不規則で、食事時間が不規則な人。

* 夕食を多食する人。夜中にお腹が空いて食べてしまう人。

* 塩気が好きで、そのために多食になる人。

* 食生活の献立が単調か、偏食の人。

* 余暇が十分に取れず、ストレスの溜まる人。

* 運動不足の人。どこへ行くにも自動車を使う人。

* 生活に張りが無く、すぐ疲れてしまう人。心配事の多すぎる人。

これらの人々が糖尿病を起こしやすいといわれています。 こうして見てみると、生活習慣病といわれるだけあって食生活や運動、ストレスに至るまで関係していることがわかりますね。
全てに当てはまる人はいないにしろ、1つや2つは当てはまる項目、ありませんでしたか? 糖尿病は決して特別な病気ではありません。 多くの方がかかっている病気であもあり、予防も可能であり、自分自身で進行を抑えることも出来る病気だと思います。
みなさんの周りにこんな方いませんか? また、あなた自身こんな生活をしていませんでしたか? これを期に、ご自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?




 

H17.3.12 第10回 糖尿病教室

H17・3・12(土) 晴れ

当クリニック第10回糖尿病教室が開催されました。参加された人数は20名、今回は埼玉医科大学付属病院の内分泌・糖尿病外来看護師長、糖尿病療養指導士でもある木内恵子先生を講師として迎え、足のケアと、上手な外来受診の仕方についてのお話をしていただきました。お話の途中、足のケアが十分にされず、その結果、足が壊死を起こした写真なども見せていただきました。普段見ることのない写真に、参加された方々も大変驚かれていました。また、質問や、足のケアについて自分の方法を相談、参加された方々も積極的に木内先生にお話をされ、とても有意義な勉強会となりました。

次回5月の勉強会は、糖尿病の基礎からになります。この機会に、ぜひ参加してみたいという方や、今まで参加してきたけれど、もう一度初めから聞きたいという方も歓迎いたします。一人でも多くの方々のご参加をお待ちしております。

~木内先生のお話より~

【足のケアについて】

糖尿病と足とを、結びつけて考えている人が割と少ないのが現実です。なぜ深い関わりがあるのかというと、血糖コントロールが悪いと三大合併症が起こってきてしまいます。その中の一つに、神経障害がありますが、足が感じにくくなってくるということがあります。そうなってしまうと、小さな傷や、たこがあっても気づかなくなってしまいます。

また、血流障害が起こってきます。血液の流れが悪くなってしまうと、抵抗力も低下し,怪我が治りにくく、悪化してしまうこともあります。

足の健康を保つには、どんな事に気をつけたら良いか?

1. 血糖のコントロールを良い状態に保つ

2. 自分の足に異常がないか、毎日自分でよく見る事、実際に触ってみてください。

足に、傷、たこ、魚の目、水虫などがないか

右と左の色や温かさの違いはないか

3. 自分の足に合った靴を履くこと

良い靴の選び方として、足の甲が圧迫されないもの、つま先があたらない、大きな隙間がないことなどがあげられます。できれば、夕方、足が少しむくんでいる時に選んでください。また、運動療法などで、運動靴を履くことがあるかと思いますが、足に合わせて靴の紐を結びなおしてください。紐がそのままでも履いたり、脱いだりできる状態だと、中で足が動いてしまっています。すると、つま先があたってしまい、爪の変形や、まめができてしまったり、魚の目、たこの原因となってしまいます。それと、しっかりと靴下を履くことも重要です。

足のケアの為に注意してもらいたい事

入浴時の注意

皮膚がふやけると、傷を作りやすいので注意しましょう

湯に浸かる時には、温度に気をつけましょう

入浴後は、保湿クリームなどを使用し、乾燥を予防しましょう

傷が出来てしまったら・・・

よく洗い流しましょう

きちんと消毒をしましょう

こまめに状態をチェックしましょう

 膿が多くないか?

 周りが赤く腫上り、熱をもっていないか?

 皮膚の色が黒くなっていないか?

 刺し傷は要注意してください。 釘や鋲などの刺し傷は、

 傷口が小さいので安心しちですが、 傷が深く、消毒しにくいので、

 感染を起こす危険があります。

どうしてもタコができてしまう方は・・・

靴のサイズが合っていない

歩き方に癖がある

変形がある部分がある

などが考えられます。シューフィッターに相談しましょう。

そのほかの注意点

低温やけどに注意しましょう

いつも足を清潔に保ちましょう

たばこは吸わないようにしましょう



【外来受診の仕方について】

早く終わらせて家に帰ろうとか、ただお薬をもらいに来たという感じではなく、血糖に影響のある、最近の生活の変化や身体の変化についても、主治医の先生によくお話しましょう。また、血糖値や、色々な検査データについて理解できていますか?血糖のコントロールを良くしていく為には、主治医の先生と協力していくことが大切です。

血糖値に影響する生活や身体の状態

運動量が減った、増えた

 (足が痛くて運動できない・・・)

仕事の内容が変わった

 (運動量の多い仕事からデスクワークに変わった・・・)

食事の内容が変わった

 (息子夫婦と同居し、どうしても脂ものが多くなる・・)

風邪をひいている 

 (熱が高い)

糖尿病と検査データ

血糖値:その瞬間の血糖値

HbA1c値(グリコヘモグロビン):過去1~2ヶ月の血糖値の平均の指標

グリコアルブミン値 :過去1~2週間の血糖値の指標

尿糖:尿中にもれ出た糖

尿蛋白:尿中にもれ出た蛋白

合併症の進行をチェックしましょう!

網膜症:定期的に眼科に受診しましょう

神経障害:毎日足のチェックをしましょう

腎症:外来受診時にチェックしています。医師に確認してみてください。



また、腎症は血圧とも関わりがあるので、血圧のコントロールも重要です。

血糖を自分で測っている方は、血糖値とともに、気づいた事などもメモしておき、主治医に話してください。また必ず一度は眼科へ行き、網膜症の検査を受けてください。目の中の網膜の状態は、表面上からは分かりません。網膜症が進んでしまい、視力に影響が出てしまう前に適切な治療をすることが必要です。自覚症状が出ていない状態の時点から、年に一度は眼科を受診しましょう。

H16.11.20 第9回 糖尿病教室

H16・11・20(土)晴れ

当クリニック第9回目の糖尿病教室が開催されました。
薬物療法と低血糖・合併症というテーマでしたので参加人数7名と少なかったのですが、皆さん真剣に聞いていらっしゃいました。
今回は、先生の方から薬物療法について、看護師サイドからは低血糖と合併症についてをお話いたしました。


~皆さんはご自分のお薬を把握していますか?~

薬物療法を行っている患者さんはたくさんいらっしゃいます。
時々、『糖尿病の薬を朝だけ飲んでるけど・・・なんていう薬だったかしら?』『○○インスリンを○単位打っている。作用?先生がこれにしましょうって言ったから・・・』こんな言葉を耳にすることがあります。
きちんと服用しているし、インスリンも単位を間違うことなく打っている・・・
でも・・・
薬の種類により、作用機序や効果が違ってきます。
まずは、
1・自分の服用している薬の名前を覚えましょう!
2・自分の服用している薬が、どんな種類なのか理解しましょう!

☆他院を受診する時には、必ずご自分の服用している薬や、インスリンの種類・単位数をきちんと伝えましょう。


~低血糖って何?~

皆さんは低血糖はどのようなときにおこるのか
また、どのような症状が出現するのかご存知でしょうか?

☆低血糖の症状と対処法は?

まず、おなかがすく・不快感を感じる・あくびがでるなどの軽い症状が現れます。さらに、だるさが強くなる・目がちらつく・神経が苛立つ・吐き気などが出現します。この段階を見逃してしまうと、冷や汗・手の振るえ・動悸など、急に体の調子がおかしくなってきます。
このような症状が出現した時には、早めにブドウ糖10gか砂糖20gを水に溶かして飲むか、ブドウ糖入りのジュースを摂取することで改善します。
しかし、服用している薬によっては、ブドウ糖でしか低血糖が改善されないものもありますので、自分の服用している薬をきちんと把握しておくことが大切です。

低血糖の症状が出現していても適切な処置がなされないと、意識が朦朧とし、最終的には意識を失い昏睡となってしまう場合があります。

また、万が一意識がおかしくなってしまったり、自分では対処できない状況に陥った時の為にも、自分が糖尿病であり薬を使用していることを周囲の方へ、知らせておいた方がよいでしょう。

☆低血糖の原因は?

食事の量が少なかった時や、食事時間が遅れた時・運動量がいつもよりも多かった時・インスリンや血糖降下剤が効きすぎた時などに加え、アルコールを飲んだ時も要注意です!原因が分かれば今後の低血糖の予防に役立ちます。


~糖尿病の合併症って?~

☆糖尿病の三大合併症?

・糖尿病性網膜症
目に起こる合併症で初期症状がほとんど無い為発見が遅れるケースが少なくない。
年間約4000人が失明。定期的な眼科受診で早期発見。
 
・糖尿病性神経障害
末梢神経や内臓をつかさどる自律神経が侵されるため発生。
手・足がしびれるなどの自覚症状がでやすい。
 
・糖尿病性腎症
腎臓に起こる合併症で、人口透析を始める原因の第一位。

以上の3つに加えて、動脈硬化が大きな問題とされています。

今回は、一番難しくて分かりづらい糖尿病性腎症にスポットを当ててみました。

☆糖尿病性腎症?

糖尿病性腎症は、糖尿病性網膜症の出現なくしてはおこらないといわれており三大合併症の中では、一番遅くに出現する合併症だと思ってください。

*腎臓の機能が悪くなると血圧が高くなります。
糖尿病の方は130/80以下に保ちましょう。
 
*糖尿病性腎症も網膜症同様自覚症状がありません。
気付かないうちにじわじわと進行していくのです。
 
*尿検査による早期発見が大事
お小水の検査テープでは反応しない程の微量のタンパク(アルブミン)を調べましょう。3~6ヶ月ペースで行われます。

*糖尿病性腎症はどのように進行していくの?

1 早期腎症期
  ・・・タンパク尿は陰性だが、微量アルブミンは陽性。
     食事療法に塩分制限が加わる。
     運動療法に制限なし。
     必要に応じて薬物療法が加わったり、薬が増えたりする時期。
            
             ↓
2 顕性腎症前期
  ・・・尿タンパク陽性(+)以上。
     食事は、タンパク制限食+塩分制限。
     日常生活の制限は無いが、過激な運動は不可。
     血糖コントロールはもちろんのこと、血圧コントロールも非常に重要。
     手足のむくみ・易疲労などの症状に注意。
             
             ↓
3 顕性腎症後期
  ・・・尿タンパク陽性(2+)以上。
     食事は、前期同様、タンパク制限食+塩分制限。
     浮腫・心不全の有無により、水分制限。
     日常生活は軽度制限(家事・デスクワークなどはOK)
     運動は、体力を維持する程度のもののみOK。
     血糖降下薬からインスリン注射に切り替える時期。
     手足のむくみに加え、胸水が溜まることがある為注意。

             ↓
4 腎不全期
  ・・・多量の尿タンパクが持続して出ている状態。
     食事は、低タンパク食が中心となるが、
     タンパクが多量に排出されている為、その分を補う必要あり。
     浮腫・心不全の有無により、水分制限。カリウム制限。
     運動は、ラジオ体操くらいまで。生活一般にも制限あり。

             ↓

5 透析療法期
 
  となります。


糖尿病には、どのような合併症があるのかを理解しましょう。
そしてご自分の今の状態をよく把握し、どのようなことに気をつけていけばよいのかを理解することが大切だと考えます。

次回は、1年間の総まとめを予定しております。
皆様のご参加お待ちしております。
 

H16.9.12 第8回 糖尿病教室

H16・9・12(日)晴れ

当クリニック第8回目の糖尿病勉強会が開催され、18名(内夫婦1組、家族1組)が参加されました。今回は、埼玉医科大学付属病院リハビリ科 運動療法士の佐藤先生を講師として迎え、運動療法のお話を聞きました。



~ 佐藤先生のお話より ~

運動療法は、糖尿病治療の3本柱(食事療法、薬物療法、運動療法)の1つとされていますが、意外と運動療法のことについては、知られていません。皆さんの中で、お医者さんから「運動しなくてはいけませんよ」と言われていると思いますが、どんな運動を、どのくらいしたら良いのか、分からない方もいると思います。

まず、運動療法の効果は、いろいろありますが、一番有名なのは血糖値が下がります。なぜ血糖値が下がるかは、運動することで必ず筋肉を使います。筋肉を使うと、血液中の糖分をエネルギー源として取り入れていくので、血液中の糖分が減っていくわけです。

佐藤先生の診られた患者さんの中で、2002年度、糖尿病の教育入院患者さんの統計上、ある項目について、運動療法をした人と、しなかった人で、ものすごく差が出た項目があったそうです。それは、心血管系疾患(脳梗塞、狭心症)の発症率です。運動療法しなかった人の割合100人中22.2%が発症(5人に
1人の割合)し、運動療法した人の割合は、今のところ一人もいないという結果だそうです。薬を飲めば、血糖値を下げる事はできます。血糖値が下がれば、眼の病気や、神経障害は起こり難くなります。しかし、いくら血糖値だけを下げても、脳梗塞や、狭心症の発症率が減りません。ここに、運動療法が効いてくるのではないかと期待しているとの事でした。運動療法は、何より副作用がなく、元気に、明るくさせます。是非、運動療法を取り入れていただきたいと熱く語られました。

運動療法の正しいやり方について説明がされました。運動療法は正しくやらなしと、効果は半減してしまいます。また、半減ではなく、逆効果になってしまう事もあるのです。



≪運動療法の5つのポイント≫

1、運動の種類

ウォーキングや水中歩行は、全身を使うので、血糖値も下がりやすく、血圧が上がりにくいので、効果があるとされています。また最近、高齢者においては、ガーデニングも効果があるそうです。

2、運動の強さ

息切れしない運動の強さ。息切れを感じたら、運動の強さが強すぎると思ってください。運動が強ければ強いほど良いのではないかと誤解されている方もおり、注意して下さい。

3、運動の時間

30 分~60分が望ましいとされています。一気に30分やらなくてもいいのです。例えば、毎日の生活の中で、自転車で買い物を行くところ、歩いていく。10分かけて歩いて行き、10分かけて帰ってくる。あと10分だけ、歩く時間を作る。このように、時間を分けて運動する方法も良いのです。今まで運動する時間がなくて、何もしてないという方には、5分の運動が、大変効果があるのです。5分でも構いませんので、運動しているという意識を持って運動してください。「何もしていない状態」から早く脱して下さい。

4、運動の頻度

運動が終わると、インスリンの効き目がよくなります。この持続効果は、約70時間(報告によって異なりますが)あると言われています。2~3日持つ事になります。ですから、週3~4回でいいのです。週3~4回と言うと、稀に「金、土、日と3日間運動しました」という方がいますが、これは効果的ではありません。効果の持続性を考えれば、1日おきでもいいのです。一週間の中で、3回という運動を、定期的に行ってください。また、1週間毎日行うという方もいますが、これは逆効果です。運動すると、少なくとも筋肉が損傷します。その状態で運動すると、逆に血糖値が上がっていってしまう人もいます。少なくても、1~2日のお休みは必要との事でした。

5、運動のタイミング

これは、食後(30分~1時間後)が良いというのは、皆さんご存知ですね。早朝空腹時は止めて下さい。朝は不整脈が出やすい、低血糖を起こすなどの危険性があります。運動療法というのは、血糖値が80~250mg/dlの範囲内であるときに有効なのです。



運動療法について説明の後、実際に佐藤先生の御指導のもと、参加された皆さんと一緒に私達スタッフ全員で、軽く汗ばむ程度の運動を約20分間行いました。今回は、テニスボールと紙コップを使った運動でした。

佐藤先生のお話は、「勉強」という堅苦しいものではなく、途中冗談など混ざり、参加者の皆さんが思わず笑ってしまったり、絵を書きながらの説明もあり(また、この絵が漫画家並みにお上手!)とても楽しいものでした。(文章で伝えられないのが残念です・・)

参加してくださった方々からも、「とても楽しかった!」という声が多数ありました。次回の糖病教室は、薬物療法と合併症についてです。一人で参加するのは抵抗があるので、お友達と参加したいという方、他院で受診しているが、糖尿病教室に興味があるという方も歓迎致します。多くの方々のご参加、お待ちしております。






 

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