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H19.7.28 第22回 糖尿病教室報告

平成19年7月28日(土) 参加者22名

今回のテーマは
【1】フットケアについて
【2】食事療法について

糖尿病三大合併症に1、糖尿病網膜症 2、糖尿病腎症 3、神経障害があります。
3、神経障害は糖尿病で血糖値の高い状態が続くと神経や血流に障害がでて、特に体の末端である足に異常がおこりやすくなります。ほんの少しの傷から腫瘍になり、壊死してしまうケースもあります。日頃から足を観察、手入れをし、足の異常を早期に発見し治療をうけることがとても大切です。

【1】フットケアについて

長年、糖尿病療養指導士として、糖尿病患者のフットケアに取り組んでいらっしゃる看護師の方に、講議および器具を用いてフットケアを実際にして頂きました。
1、足の観察
皆さん裸足になり、ご自身で足の観察(予め、案内で教室前に足のケアをせずにおいで下さいとお知らせ、使用している爪きりを持参)水虫の方が多く、爪水虫で手入れに困っている方が目立ちました。
中には、御自身が水虫と気付いていない方もいて、爪水虫で爪が厚く白くフカフカになっていたり、ニ枚爪になっていたり、巻き爪になっていたり皮膚がカサカサ、硬くなっていたり、色々な驚きの声が上がっていました。また、スタッフとして、足の観察を怠ってはいけないと反省した次第です。

2、爪を切る、整える
爪の切り方は様々でした。深爪の方もいて、特に爪水虫の方は、どのように爪を切って良いのか分からないという方が多かったです。
爪の切り方は、短く切り過ぎず、できるだけ真直ぐに、角の部分は尖らさず、隣の指に注意しながら行いましょう。周囲炎を起してしまうと、そこから感染が拡がり、足の壊疽へのきっかけになるかもしれません。

3、角質をきれいにする
かかとの角質が厚くなっていたり、たこが出来ている方がいました。
特に、角質の厚い参加者の方に、レデューサーというやすりを用いて角質除去を体験して頂きました。(画像版NO.5の画像を参照)
軽石を使ってお手入れをしていた方、御自身で購入した器械で削っていた方など様々な努力をみなさん工夫していたようですが、簡単に角質がとれて、レデューサーはとても好評でした。

爪を深く切り過ぎてしまったり、普段履いている靴が足に合わず巻き爪、うおのめ、たこなど、足にトラブルが起きてませんか?これによって歩くことが億劫、さらに嫌にになり生活の質が落ちてしまっていないですか?
教室後スタッフ一同、足のケアに対して見直しを行い、角質の除去にも声かけをするようにしました。また、希望される方には器具を用いてフットケアを始めました。
『良かったわ、これから自分で続けてみます』と皆さん明るい表情で帰られます。
足病変の予防、悪化防止につながるようにスタッフ一同、意欲的にフットケアに取り組んでいきたいと思います。
足のトラブルは誰にも起こり得ることです。
一度、足のチェックをしてみて下さい。

【2】食事療法について   管理栄養士 木下 布美子

今回で5回目となるバイキング形式の食事指導は、夏に食べる機会が増える麺類を中心としたメニューにしました。
【メニュー】
うどん、そば(どちらか一方を選択)
トッピング・・・天ぷら(えび・南瓜・茄子)、油揚げ、ゆで卵、とろろ芋、山菜おろし
        ねぎ・ワカメ
副菜・・・焼き鳥、冷や奴、枝豆、とうもろこし、トマトと玉葱のサラダ

今回も個々に目標を持ち、それを目指して料理を取って頂きました。
料理を選んでいる時は、みなさん楽しそうな表情をされていました。料理を取り終えたら、次は計算です。初めて参加される方も多かったので、前回より時間がかかってしまいましたが、一生懸命計算に取り組まれていました。
さて、みなさんが取られた料理のカロリーですが、600Kcal程度と理想のカロリーになった方(8割)と900~1000Kcal以上となってしまった方(2割)とに分かれました。900~1000Kcal以上となってしまった方の中には、自分が予想していたよりも多くなってしまったという方がいましたが、そのような方は日頃の食事でも、自分では食べていないつもりでも高カロリーの食事をしている可能性が高いので注意が必要です。

また今回私が一番驚いたことは、うどんよりそばを選んだ方が非常に多かった事です。
(参加者の約8割の方がそばを選択されていました。)
みなさんにお話を聞くと、「そばは体に良いから。」または「そばはカロリーがないと思っていた。」との声。
サラダにかけていた胡麻ドレッシングもそうですが、「体に良い(と言われている)」食品でもカロリーはありますし、いくら食べても良いというわけではありませんのでご注意ください。





















また今回の教室では、ゆで麺を使用しましたが、乾麺(うどん・そば)は一束100g(一人前)との表示があり、そのカロリーは見ると約320Kcal(4単位)となっています。 そのため、ざるそばやざるうどん、冷や麦などは意外に高カロリーになりますので、なるべく天ぷらなどは衣を取って食べるなどの工夫や、副菜に野菜や海草類を付けて、ボリューム感を出すとカロリーを押さえられ、バランスよく満足感も得られる食事となります。 このようなバイキング形式の食事会は定期的に開催しておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。

H19.5.26 第21回 糖尿病教室報告

平成19年5月26日(土)   参加者 17名

今回のテーマは、基本に立ち返り、血糖値、HbA1c、尿糖について看護師より説明し、食事療法では、カフェテリア形式による摂取カロリーの確認をして頂きました。受付後に、参加者全員の方に、まず、尿糖の測定、更に血糖値の予測、実測をして頂きました。参加経験者も多かったこともあり、予測、実測がほぼ一致した値となり、日頃からしっかり血糖コントロールしていらっしゃる成果が出たようです。


≪血糖値について≫               看護師 吉野登美子

私たちが食事をすると、食べた物は胃から腸へと消化される段階で、色々な消化酵素の働きで最終的に腸でブドウ糖に分解され血液の中に流れ込みます。
この血液中のブドウ糖の数を測定したものが、血糖値です。
血糖値は普通食事をする事で上がり次の食事の頃には下がるという狭い範囲で安定して変動しており、空腹で110以上食後2時間でも140以上になることはありません。しかし糖尿病の人は、食事をする前にすでに血液中にブドウ糖がたくさんありそこへ食事をすることによりさらにブドウ糖が流れ込む為、血液中にブドウ糖があふれた状態になります。これが高血糖状態です。
エネルギー源になる為には、ブドウ糖は血液中から肝臓や筋肉などの細胞の中に取り込まれる必要があります。でもこのブドウ糖が肝臓や筋肉の細胞の中に移動するには膵臓から出るインスリンというホルモンが必要で、インスリンの作用がないとブドウ糖は細胞の中に移動する事ができません。インスリン不足やインスリン作用が低下している糖尿病の方は、血液中にブドウ糖が次々にたくさんたまっていく事になります。

食事をしない(ブドウ糖が不足する)と思考力が鈍ったり集中力がなくなります。ブドウ糖は生命を維持する為に必要不可欠なものですが、余ったものは脂肪細胞の中で脂肪として貯えられます。ブドウ糖過剰状態は、さらにインスリンの作用を悪化させますので、常に血糖値を気にすることが大切です。
  
HbA1cについて
ヘモグロビンA1Cと呼ばれる、この検査項目は、糖尿病の検査では良く耳にする検査項目です。1~2ヶ月前の血糖コントロールの指標であり、どの程度を目標にすればよいかを説明しました。
今回の勉強会では、ある患者様の約半年間の血糖コントロール状況を例にとり、どんな生活状況、食事内容だったのか、全体をみながらどのような努力をして血糖コントロールが変化したかを説明してみました。

血糖コントロール指標については、(画像版スライドNo.4)で見られます。


≪尿糖について≫
                            看護師:橋本 千春

腎臓は背中側の腰の高さに左右1つずつある臓器で、にぎりこぶし大の大きさで存在します。血液中の色々な成分をこし分け、老廃物を尿として排泄する役割を持っています。また身体に必要なものは尿中に出ないように保持する役割を持っています。
尿糖は尿中に排泄されるブドウ糖のことをいいます。

ブドウ糖は身体にとって必要なものなので通常は腎臓からもれ出ることはありません。しかし血糖値が160~180mg/dl以上になると腎臓はブドウ糖を止めきれずにもれ出します。そして血糖値が高い程沢山のブドウ糖がもれ出ることになる訳です!!

また血糖値は食後30分~1時間が最も高くなり2時間後にはさがってきますが、尿糖は食後2時間が最も高くなります。そのため、検査する時間帯により尿糖が陰性になったり陽性になる場合があります。例えば起床時の尿検査の場合ですが前日夕食が高カロリーでお酒も飲んで血糖値が200mg/dlを超えたとします。この場合、尿糖は陽性の可能性があります。(血糖値が160~180mg/dlで尿に糖がもれ出るため)しかし、夜中1~2回排尿してしまえば、一旦膀胱が空になり、ブドウ糖が排泄されてしまします。
この場合、起床時に検査した場合、血糖値が高くても尿糖は陰性の場合があります。ということは、尿糖が陰性だから安心とは言えません!


今回、糖尿病教室で、皆様に尿糖をテステープで調べてもらいました。
     血糖値160mg/dl以下     尿糖陰性の方...9名
                       尿糖陽性の方...1名

     血糖値160mg/dl以上    尿糖陰性の方...1名
                       尿糖陽性の方...4名

という結果でした。
この様に血糖値と尿糖が一致しない方もいます。
尿糖陰性だった方達は『よかったわ~マイナスで...』と喜びの声がきかれましたが、検査する時間帯で結果はかわりますから、尿糖がマイナスだから治ったんだわ~! と思わないで下さいね。尿糖だけでは判断できませんよ!!

糖尿病の治療で大切なことは合併症を起こさないことです。
そのためには血圧130/80mmHg未満に保つこと、またHbA1c6.5%未満で、食後2時間の血糖値140mg/dl以下にすることが重要です。 
しかし、現在HbA1c8.0以上の方がいきなり6.5%まで急激の改善させると、眼底出血などを起こし危険なので、いきなりではなく、少しずつゆっくりとHbA1cをさげていくが大切です。(各個人違いますから,必ずDrと相談して下さいね)結局これらのことを守ることで尿糖の陰性化につながります。
日々の努力が大切です。みなさん、食事療法や運動療法を頑張りましょう。


≪食事療法について≫                 管理栄養士 木下布美子

バイキング形式の食事は今回で4回目となります。今回のメニューは、「中華料理」でした。
【メニュー】(画像版スライドNo.5)を参照して下さい。

まず、料理を取る前に目標を決めて頂きました。
・自分でカロリーの目標を決め、予想して取って頂く方。
・普段、自分が食べている量を取り、それが何キロカロリーなのか知りたい方。

テーブルに置いてある料理を各自取っていただき、スタッフが付き添いカロリー計算をして食事となりました。
バイキング形式の食事は、ほとんどの方が2回以上参加されているので、カロリーシートの計算は随分慣れてきている様子でした。(スライドNo.6)

今回のポイントは、ご飯、焼きビーフン、チヂミ、南瓜の煮物は、同じ表1の為、取り方に注意が必要でした。また、サラダのドレッシングで胡麻ドレッシングを選ばれた方は、大さじ1杯で43Kcalもあるのでカロリーオーバーになりやすい原因の一つでした。(皆さん、胡麻は体に良いからと言われていましたが高カロリーなので注意しましょう。)
補足ですが、今回提供した餃子は蒸し餃子の為1個(38Kcal)でしたが、焼き餃子の場合は、油を使って焼く為1個(60Kcal)となります。

今回の糖尿病教室を終えてみて、予め目標カロリーを設定した方は、大方そのカロリーに近い食事を取ることが出来たように思います。
また、ある参加者の方は料理を選ぶコツをつかんでいて、「野菜をいっぱい取れば、お腹も満足するし、カロリーを押さえられるよね!」と話して下さった事が印象的でした。
一方で、目標とは違いカロリーオーバーになってしまった方や、普段食べている位の量を取った方で900Kcal以上のカロリーになってしまった方もいらっしゃいましたが、実際食べる際には、ご飯やおかずを残して調節していました。

食べる前にご自分で計算をしますので大変かと思いますが、どこが多かったかなど体験することができると思います。今後の食生活に少しでも役に立てたらと思い実施しておりますので、興味のある方はぜひ一度ご参加下さい。お待ちしております。















H19.4.14 第20回 糖尿病教室報告

H19.4.14(土) 参加者20名

18年度として5回目、更に今回は第20回の節目でもあり、会場を久喜総合体育館武道場に移し開催されました。

テーマは 『実践!! 運動療法』

今回は、埼玉医科大学リハビリテーション科 運動指導士でいらっしゃる佐藤真治先生を講師としてお迎えし、実際に一緒に運動をしながら、分かりやすい説明をして頂きました。また、患者様には運動前にBMIの計算、血圧測定、更に、運動前後の血糖値測定を行って頂きました。

では、佐藤先生の講議の内容から抜粋してお話させて頂きます。

『糖尿病を長く元気に生きる!!』

今回の参加者は50歳代~80歳代の年齢層の方々ということもあり『エフェクティブエイジング』についてのお話でした。

  1、85歳以上

  2、認知機能がしっかりしている

  3、500m継続して歩ける

以上、3項目が満たされていれば、美しく効果的に歳を重ねているといわれるそうです

更に

  1、BMIが25以下

  2、血圧140mmHg以下

  3、血糖値200mg/dl以下

  4、1日に酒、コップ2杯未満

  5、たばこを吸わない

  6、筋力が十分である

  以上6項目を満たしていると、更に長く元気に過ごせるといわれています。



今回、この6項目を満たしている方が参加者20名中、7名いらっしゃいました。

また、『初めてのレジスタンストレーニング』という手引きを参加者の方々に配布し、実際に、皆さん一緒に行いました。

その内容を抜粋してお話します。

<レジスタンストレーニングとは>

人の筋肉はあまり使われないと加齢も加わり低下の一途をたどります(廃用性筋萎縮)。特に脚部の筋力の低下が著しく、日常生活の中で疲れやすくなったり、不意の出来事に対応できなくなり、転倒してしまうなどの危険が起こります。これらを予防するのがレジスタンストレーニングです。また、トレーニングにより筋力量が多くなれば安静時代謝や運動時代謝が高まり、太りにくい身体を作ってくれます。

また、近年、心疾患患者の方にも安全に行えることが確認されています。

注意点

・運動中に、息を止めない。(ゆっくりと呼吸しましょう)

・自分の体力と目的に合った負荷で運動を行いましょう。

・運動と運動の間は十分に取るようにしましょう。(目安として2分間にしましょう)

・運動動作のテンポは一定のリズムで行うようにしましょう。

 (力を入れるとき少し早く、戻す時はゆっくりと)

・反動や弾みをつけて行わないようにして下さい。

・トレーニングの前後にストレッチングをやりましょう。

<レジスタンストレーニングの進め方>

 (ポイント)

・15回~20回がやっと繰り返せる負荷で10回行いましょう。

・10回繰り返し行ったら2分の休憩を挟み3セット行いましょう。

・トレーニング頻度は3日以上/週としましょう。

・正しい姿勢で、使っている筋肉を意識しながら行いましょう。



では、一部を紹介します

1、スクワット

下半身の筋肉を強くし、大腰筋を刺激する運動です。

椅子につかまって立ち、足を肩幅くらいに開きます。

背筋を伸して、後ろにある椅子に座るようなイメージで、ゆっくりと腰を落とし、太ももが床と平行近くになったら一旦止め、息を吐きながらゆっくりと立ち上がります。








        



<注意>

両ヒザはつま先より前に出ないようにする(ヒザへの負担を軽くするため)。



2、カーフレイズ

足を肩幅くらいに開き、背筋を伸して立ちます(何かにつかまると行いやすいでしょう)。両足の親指の付け根に力を入れて、真上に吊り上げられるようなイメージでかかとを上げ、爪先立ちになり一旦止め、その後ゆっくり下ろします。













*血糖値の変化は、当クリニックのHPの糖尿病教室報告の中で見ることが出来ます。

お陰さまで、糖尿病教室も第20回を迎える事ができました。スタッフをはじめ、講師の先生方のお力添え、多くの人々の協力、見守り、支えに感謝しております。何より参加して頂いた患者様の声がスタッフの知識、意欲の向上につながってきたのだと思います。今回は、20回という記念の意味もあり、運動療法後に食事会を開きました。

まず、管理栄養士からのバイキングメニューでの注意するポイントが話されました。

1、サラダや煮物等の野菜類から食べる。

2、腹八分目にする。

3、残す勇気を持つ事が大切

4、会話をしながら、その場の雰囲気を楽しむ(食べる事に集中しない)。

以上の事柄を念頭に入れながら、運動後の爽快感もあり、皆様、和気藹々とした雰囲気の中、歓談しながら、美味しく賢く召し上がっていらっしゃいました。

日頃、疑問に思っていることの質疑応答や患者様同士の意見交換や体験談など、治療への意気込みも出てきたように思います。

また、当クリニックでは、(社)日本糖尿病協会 糖尿病友の会に、昨年、久喜江面クリニック『よくしよう会』として入会した事について報告させて頂きました。

この会に入会したからには、スタッフ一同、知識を深め、糖尿病合併症を進行を『抑止させる』よう、また患者様に病態が少しでも『良くなって』頂けるよう治療に協力させて頂きます。当院スタッフとの交流を深めるためにも、多くの方に『よくしよう会』に入会をして頂ければ幸いです。

H18.11.11 第19回 糖尿病教室



















H18.11.11 第18回 糖尿病教室
 

H18.9.30(土) 参加者16名

18年度3回目となる糖尿病教室が9月30日(土)に開催されました。

  テーマは

   1 三大合併症の中の糖尿病性網膜症について

   2 芋類の上手な取り方について

  知っとく情報

    『ビニール袋でご飯が炊ける?』

*「糖尿病性網膜症」について        看護師 橋本千春(ちーちゃん)

糖尿病三大合併症といわれる『糖尿病性網膜症』『糖尿病腎症』『神経障害』のビデオを皆様に観てもらい、糖尿病網膜症は失明原因の第1位とのことで、実際に視力を失った方の体験談が衝撃的で怖く感じられた方もいたようです。しかし、糖尿病性網膜症は血糖コントロール(HbA1c6.5%以下)が良好であれば発症の予防や進行の防止も可能です。また、HbA1c6%以下なら網膜症が改善する可能性があります。ですから失明を予防できる疾患であることを認識してもらいたいです。

皆様、眼の中はど~なっているの??ということで、お隣同士向きあって眼の中をのぞいてもらいました。《知らない方とでもここでは緊張がとれてお互いコミュニケーションをとって盛り上がっていましたね!!》実際には黒目に自分の姿が映るだけで中は何も見えないことが分かってもらえました。そこで看護師手作り”めだまっち”を用いて説明しました。

~網膜症の進行~

  正常 → 単純網膜症 → 前増殖網膜症 → 増殖網膜症

「網膜」はカメラでいうとフィルムにあたり、そこから光や色が情報として脳に伝えられます。網膜は眼球の内側全体に広がっていて、中でも最も黄斑部は、視力が鋭く物をみるのに重要な部分で、眼の神経の出入口である「視神経乳頭」があります。この「網膜」には多くの毛細血管が走っていて、眼の細胞や眼の神経に血液を供給しています。長時間高血糖の状態が続くとバランスが崩れて、血管の閉塞により酸素や栄養素が不足して網膜にダメージを与えることになり網膜症が起こります。

単純網膜症は、細い血管の一部に小さなこぶができ、それが破れると点状の小出血が起こります。また白い斑点が見られるのも特徴です。この状態では自覚症状がなく視力には影響しないので眼底検査をしないと分かりません。また血糖コントロールをよくすると小さな出血が1ヶ2ヶという状態では吸収され消失することがあります。

前増殖網膜症は血管が閉塞する部分がふえ、血管からしみ出した血液の成分が線状にみえたりします。むくみや大きめの出血斑もみられ視力の低下を感じることがあります。血糖コントロールだけで改善するのは難しくレーザー光線で詰まった血管や出血した部分の網膜を焼いて進行をくい止める必要があります。

増殖網膜症は、血流が更に悪くなり、酸素が十分に供給されない部分に新しい血管が作られます。この血管は出血しやすく破れると大量の出血の原因となります。墨をこぼした様に突然目の前が暗くなったり、「網膜剥離」まで進行すると極度に視力が低下して失明することもあります。治療には手術が必要です。

皆様実際に”めだまっち”を手にとり、じっくり見ている方も多く、「めだま」の蓋を開けてみないと進行具合が分からないため、「は~なるほど・・・」「こうなっちゃうんだね~!!」という声が聞かれ、症状がなくても眼科医による眼底検査を行う必要があることを御理解いただけた様です。

眼科受診は網膜症がなければ目安として半年~1年に1回、単純網膜症は3ヶ月~6ヶ月に1回、前増殖網膜症は1ヶ月に1回です。

そして何より血糖コントロールを良くしてもらいたいのですが、自分の判断で薬の量をかえたり、運動を急にはじめたりは絶対に行わないで下さい。急激な血糖コントロールが網膜症を悪化させることがあるので先生と相談しながら血糖コントロールを行いましょう。







*知っとく情報

    『ビニール袋でご飯が炊ける?』

今回は、9月1日、防災の日でもあったため、いざ、大地震や、災害などが起きた場合当クリニックは、避難等の地域の拠点になるであろうと予想されることから、防災実験ならぬ、『ビニール袋でお米が炊いてみよう!』実験を、皆さんと一緒に行うことにしました。  

 

<ビニール袋でご飯を炊く方法> 

      米       一合

      水       一合

1. 米を洗い、厚めのビニール袋(密閉式)に入れ、水を入れ、《しっかりビニール内の空気を抜き→ポイント》、密閉する。

*普通の袋の場合はゴム輪でしっかり結わく。

2. 沸騰したお湯の中に30分入れる。

《鍋肌に直接ビニール袋が触れぬように『ザル』などを利用する→ポイント》

当日は、密閉式のビニール袋を利用し、お湯の中へ入れました。ポイントである『ザル』を入れ忘れてしまったり、お湯の中に入れた途端、密閉の袋(5袋中の 1袋の封)が開いてしまったり、ハプニング続出で、参加者の方からは『こんな事もあるだろうから、開いた袋はどんなご飯が炊けるかそのまま作ってみたら?』『コンロなど無ければ、周辺にある木々を燃やせばいいじゃない?』など色々な意見の飛び交う、笑いあり、先人の知恵を頂きながらの実験でした。

30分後、1(ビニール袋で炊いたご飯)・2(炊飯器で炊いたご飯)・3(こんにゃくと一緒に炊いたご飯)とクイズ形式で試食して頂きました。

結果は、1(ビニール袋で炊きあがったご飯)を当てた方は1名でした。

炊飯器と変わらぬ食感、味で美味しく皆様の予想以上によく炊きあがったあ様子でした。また、こんにゃくご飯も普通のご飯と違和感なく召し上がって頂きいたようで、以下に説明する作り方について、多くの方が熱心に聞かれていました。

中には、後日、クリニックまで、再度、詳しい分量などを尋ねに来て下さった方もいらしゃいました。




『コンニャクご飯について』      看護師 吉野登美子(ヨッシー)

食欲の秋、新米も出回り増々ごはんが美味しくなる季節! 食べ過ぎ、カロリーの摂り過ぎにも特に気をつけたい季節ですね。

そこで今日の糖尿病教室で紹介した”こんにゃくご飯”は普通のご飯に比べ見た目に量が増え同じカロリーでも満足感がアップします。食感も味もほとんど変わりはありません。 簡単に作れますから是非一度ご家庭で試してみて下さい。

<こんにゃくご飯の作り方>

       米       1合

       しらたき    1袋(200g)

       水       通常の水加減の6割程度

1.しらたきは、みじん切りにした後、5分程度茹でザルにあげる

2.普通にご飯を炊く時より、6割程度の水加減にしたところへ1のこんにゃくを加えて炊き上げる。

作り方が簡単なので説明もこれだけ!!です。

<こんにゃく加工品も市販されていま~す>

こんにゃくに比べて、ややコストはかかりますが(スティックタイプで)お米に混ぜて炊くだけでとても手軽に利用できます。

<こんにゃく知ってなっ得!!>

こんにゃくはイモ類ですが、エネルギー量は100g当たり5Kcalとほんの僅か!!カロリーを気にせずに安心して食べられる食品です。



『ご飯と芋類の上手な取り方について』

                    管理栄養士 木下 布美子(キノピー)

栄養士より、今回のテーマ「ご飯と芋類の上手な取り方について」と「油(揚げもの)の取り方」について、お話しさせていただきました。

まず、ご飯1単位(50g)と同じカロリーの芋類(ジャガイモ・さつまいも・里芋)の量を説明し、続いて表1の朝・昼・夕の単位配分にて、ご飯と芋類を一緒に食べるときの量の確認をしました。

次に、事前に患者様に「お芋を使った料理について」のアンケートにご協力を頂いた結果の中から上位のメニュー(ポテトサラダ・里芋の煮物・肉じゃが・コロッケetc)のカロリーについてと調理・食べ方の工夫の話をしました。

内容としては、芋類を使う煮物は、大抵多めに作り食卓に出すときも大きな器で出すことが多いので、必ず取り分けをし自分が食べる分を把握することや、ポテトサラダを作る時はマヨネーズは多く使ってしまいがちなので、1/2カロリーのマヨネーズの使用を勧めました。(ポテトサラダ1人分140gに対し、普通のマヨネーズ使用時と比べて70Kcalのカロリーダウンになります。)

また、芋類を使ったお菓子(干し芋・スイートポテト)のカロリーについてと間食でそれらを食べた場合の夕食の取り方についての話もしました。

次に、「揚げ物の取り方について」、揚げ物をする際の衣の吸油率についてのお話をしました。素揚げ・唐揚げ・フライ・天ぷら・フリッターの中で、一番衣が油を吸ってしまうのは、フリッター(材料に対し15~25%)です。

また、素揚げは一番吸油率が低く(材料に対し3~5%)、一般的に2.7倍のカロリーになるとされていますが、茄子については7倍のカロリーになってしまうので注意が必要になります。

また、揚げ物を食べるときの注意点として、

・1週間で食べる回数を決める(1~2回程度)

・一緒に食物繊維が豊富な海藻・きのこ類を食べる 

・なるべく夕食より代謝率の良い昼食に食べる

調理をする際の工夫として、

・揚げるときは、一口サイズより大きいままで揚げること(衣のつく量が少なくなります)

・パン粉は生パン粉より、乾燥した目の細かいパン粉を使用すること(油の吸う量が少なくなります)

などの説明をしました。

他に看護スタッフの方から、調理で油を使う時はスプレー式のボトルに油を入れ、炒め物をするときはそれを使用すると油を入れすぎないですむという話を聞きました。

今回のテーマは芋類ということもあり、特に女性の参加者の方の関心が高かったように思われました。

今後も、患者様の日常の食生活に少しでもお役に立てることが出来るよう頑張っていきたいと思います。
       

 

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