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H20.7.26 第27回 糖尿病教室

平成20年7月26日(土) 参加者12名

テーマは(1)糖尿病合併症の中の糖尿病網膜症について

      (2)食事療法~塩分の上手な取り入れ方について~

1、糖尿病網膜症について

            日本糖尿病療養指導士・看護師  橋本

糖尿病3大合併症(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害)のうち、網膜症は日本の中途失明原因の第1位になっていて年間約4000人が失明しています。

外来受診時に「眼科に行ってきて下さい。」と言われたから眼科受診する。なぜ眼科受診が必要なのかをご存知ない方が多いので、その必要性をお話します。

 人は、耳・鼻・舌・皮膚など目以外にもいろいろな感覚器を用いて外界の情報を認識していますが、目から入る情報は全ての情報の約80%を占めるといわれるくらい重要な器官である目は、カメラの構造によく似ているといわれます。

レンズにあたるのは水晶体で、水晶体は角膜という透明な膜の後方に位置しています。角膜と水晶体の間には液体が満たされていて、一体となってレンズの役割を果たしています。

レンズを通過した光は、眼球の後方にある網膜に像を結びます。映像は視神経を通って脳に伝えられ、そこで初めて物が見えるという事になります。また硝子体は眼球の形を保つゼリー状の物質です。

<眼の断面図>

また網膜には、多くの毛細血管が走っていて、眼細胞や神経に血液を供給しています。糖尿病によって長時間高血糖の状態が続くと、網膜の血管障害が起こって、酸素や栄養素が供給できなくなり網膜にダメージを与えることになります。これを糖尿病網膜症といいます。

糖尿病網膜症は単純網膜症→前増殖網膜症→増殖網膜症と進行していきます。

① めだまっち→② めだまっち→③ めだまっち→④ めだまっち

 正常      単純網膜症   前増殖網膜症  増殖網膜症

① 正常(網膜症なし)

網膜は眼球の内側全体に広がっていて、黄斑部というのは網膜の中で最も視力がするどく、物を見るのに重要な部分と言われています。

網膜がとらえた映像を脳に送る視神経の出入口が視神経乳頭になります。

② 単純網膜症

細い血管の一部にコブができて、それが破れると血液がもれて点状の出血がおこります。

また白い斑点(硬性白斑)が見られ血液中のタンパク質や脂質が網膜に沈着したりします。この段階では血糖コントロールが良好な場合には網膜症が消えることもあります。

また黄斑部に網膜症が及ばない限り、自覚症状はありません。

③ 前増殖網膜症

血管が閉塞する部分が増えてきて酸素や栄養がいかなくなって神経のむくみもみられてきます。また大きめの出血斑もみられ視力低下を感じることもありますが自覚症状がない方も多いです。この段階まで進むと、レーザー光線でつまった血管や出血した部分の網膜を焼いて進行をくい止める必要があります。

④ 増殖網膜症

酸素が十分に供給されない部分に、新しい血管がつくられます(新生血管)

この血管は、とてももろく出血しやすく破れると大きな出血を起こします。墨をこぼしたように目の前が突然真っ暗になったり、網膜の一部がはがれて網膜はく離を起こす場合があります。場合によっては失明することもあります。治療には手術が必要です。

 そこで皆さんに視力低下によってどのくらい不自由さを感じるか体感してもらいました。

 お手製のアイマスク(スライド 参照)をつけて白内障で白く濁って見える感覚を体験してみました。白内障とは水晶体が白くにごり視力が低下する病気で、老人性の他眼の炎症や糖尿病に起因することもあります。

 裸眼で文字を読んだあとに白内障アイマスクをすると、こんなに見づらいの~!となりましたね。体験談でゴルフをやっている方がグリーン上の旗が見えなくて、どこを目印に打っていいか分からなかったと言っていました。

 次に硝子体出血を起こした場合はどんな感じか、赤いセロハンを用いたアイマスクで

体験です。「うわ~なるほどね~!」周りをキョロキョロして雰囲気を感じていましたね。人によっては眼を動かす度に血液が垂れてくるのが見えて分かるという方も実際にいるようです。

 次は失明した場合をアイマスクをして体験しました。

まず、2チームに分かれて、それぞれ「ネコ」と「ひまわり」の絵を描いてもらいました。

自分の名前も書きましたが、「えっ!?こんな変になっちゃった~。」とか「ネコじゃないな~。こんなに感覚がズレるものか~。」など感想が聞かれました。

 またアイマスクをした状態でフロアーの中を歩いてもらいましたが、皆さん両手を左右に動かしながら、手探りする様に歩いていましたね。まっすぐ歩いているつもりが、大きく道をはずれたり、柱にぶつかりそうになったり、ヒヤヒヤしながら歩いていました。

「失明はこわいな。」アイマスクをはずした途端ホッとして、ため息をついている方もました。

今まで見えていた物が急に見えなくなり、孤独感や不安感、恐怖感におそわれて、生きている世界が違う感じでした。

また誰かに頼り、手助けしてもらわないと一人では何も出来ないというさみしさも感じたのではないでしょうか?

 網膜症には進行してからでないと自覚症状がないため、定期的な眼科受診が必要となります。網膜症なしの方は半年~1年毎、単純網膜症は3ヶ月~半年毎、前増殖網膜症は1~2ヶ月毎、増殖網膜症は2週間~1ヶ月毎の受診になります。その時に必ず糖尿病手帳と一緒に眼手帳を持参していきましょう。

そして大切なのは、血糖と血圧のコントロールです。

HbA1c 6.5%未満を目標としますが、網膜症がある方は1ヶ月に1%以上下げるのは、かえって出血を起こす可能性があるために危険です。理想は0.5%以下です。

また血圧は130/80未満を目標として先生と相談しながらコントロールしていきましょう。

どうでしょう、眼の大切さ、眼科受診の必要性が理解できましたでしょうか・・・!?

2、塩分の上手な取り入れ方について       木下

今回は、塩分の上手な取り方と言う事で、最初に血圧の話、塩分の多い食品と塩分を減らすコツについてお話しさせて頂きました。その後に塩分量が約1.5gの味噌汁を飲んで頂き、日頃飲んでいる味噌汁との比較をしました。

まず、血圧について。最大血圧と最小血圧の説明の後、高血圧の診断基準について話しました。病院で測る血圧は、130/90mmHg以上、家庭で測る血圧は、135/85mmHg以上(日本高血圧学会のガイドライン)で、糖尿病の方は130/80mmHg未満が目標です。

糖尿病の方は、高血圧や高脂血症になりやすく、様々な要因が重なっていく内に段々と血管が硬くなってきます。血管が硬くなると(これを動脈硬化といいます)、脳血管疾患・心疾患・腎不全を様々な病気を引き起こしますので、日頃から高血圧予防を心がけましょう。(血管の見本を各グループにまわしながら、血管の硬さの程度を知って頂きました。)

次に高血圧症の食事療法について。一番重要なことは【減塩を心がけること】です。

高血圧症の方は1日6g未満に抑えることを目標とします。(日本人の1日の食塩摂取量は平均11~12g程度)糖尿病の方で合併症のない方は男性10g、女性8g未満を目標にします。塩分はすべて「塩」から摂っているわけではなく、半分は加工食品に含まれる塩分であり、残りがみそ・醤油・ソースといった調味料から摂っています。

では、加工食品や調味料の中には、どの位塩分が含まれているでしょう?。

ハム1枚(0.5g)、はんぺん1枚(1.5g)、竹輪1本(1.1g)、さつま揚げ1枚(1.1g)、明太子一腹(1.8g)、塩鮭60g(1.1g)、梅干し1個(2g)etc.

お気づきの方もいらっしゃいましたが、おでんや朝食(和食)には注意が必要ですね。

続いて、調味料。塩、小さじ1(6g)、醤油、大さじ1(2.6g)、みそ10g(1.2g)、ウスターソース大さじ1(1.5g)、ケチャップ大さじ1(0.5g)、フレンチドレッシング大さじ1(0.4g)、

お酢は塩分どのくらい入っていると思いますか?の問いに「入ってないよ。」、「???」

「0.2gぐらい!」と様々な答えが返ってきましたが、正解は「入ってない(0g)」ですので煮物より酢の物を利用すると減塩に効果的です。

また調味料の中でも、どちらが塩分が多いと思いますか?

○醤油(薄口と濃口)→答え:薄口 大さじ1(2.9g) 濃口 大さじ1(2.6g)

○みそ(白みそと赤みそ)→答え:ほぼ同じ 白みそ10g(1.2g) 赤みそ10g(1.3g)

○ドレッシング(普通タイプのドレッシング・ノンオイルドレッシング)

→答え:ノンオイルドレッシング 大さじ1(0.9g) 普通タイプ 大さじ1(0.4g)

次に、汁物について。味噌汁やお吸い物は1杯約2gの塩分が含まれていますので1日1杯以下にし、飲むときも具だくさんにしたり、量を七分目にするなど工夫をした方が良いでしょう。(味噌汁は飲むと言うより食べると言う感覚に!)また、顆粒のだしではなく、かつおぶしや昆布だしでだし汁を取ると風味が増して薄味でもおいしく食べることが出来ます。また麺類も1日1杯以下にし、つゆは残します。うどんやそばの和風めんでも1人前の塩分は4~5gあり、ラーメンはもっと多く1人前で7~8gもあります。つゆを飲まずに食べても、半分くらいは口に入ります。そばつゆをお湯で割って飲む方がいますが、お湯で薄めても摂取する塩分は変わりませんので、これはやめた方が良いでしょう。また、麺類を食べる日は他の食事での汁物は控えましょう。

また料理の工夫としては、初めから食塩が含まれている加工食品ではなく、新鮮な材料をなるべく使うようにしましょう。例えば、焼き魚(鰺)の場合、生のあじを塩焼きにすると塩分は1.0gですが、鰺の開き干しだと1.7gなります。素材が新鮮なら、薄味でもおいしく食べることができます。また、レモンやかぼすなどの柑橘類や生姜やしそ、ネギやみょうがなどの香味野菜を利用すると減塩に効果的です。また、わさびや唐辛子、カレー粉などの香辛料はあまり血圧に影響がないと言われているので味付けに利用しても良いでしょう。

次に食品のパッケージにある栄養表示の見方について説明しました。食品のパッケージの栄養表示に食塩相当量が書いてあるものとそうでないものがあります。食塩相当量が書いてない場合、ナトリウムを表示してあるところを見ます。

例えば、ナトリウム600mgと書いてある場合、

600×2.54÷1000=1.5gの塩分が入っている事になります。

もし、その食品の塩分が気になった場合は塩分表示がしていなくても、ナトリウム量を見て、塩分に換算することができます。

ここで、息抜きにクイズを5問出しました。料理カードを2枚づつ出してどちらが塩分が多いか考えてもらいました。

①ピザトースト(3.1g)とホットドック(1.7g)

②ほうとう(4.0g)ときつねうどん(5.4g)

③うな丼(1.7g)と親子丼(2.2g)

④スパゲティミートソース(2.0g)とシーフードスパゲティ(3.2g)

⑤パエリア(1.8g)とちらし寿司(3.5g)

最後に、今日皆さんが持ってきた味噌汁を塩分計を用いて、濃度を測定しましたが、その塩分濃度から、塩分摂取量の換算の仕方を説明しました。

塩分摂取量(g)=塩分濃度(%)×飲んだ量(cc)÷100

汁椀1杯が約150~200ccです。今回の測定は、塩分濃度に150ccをかけて計算しました。ちなみに、インスタントの味噌汁は約2.5g、わかめスープ約2.5g、コーンスープ約1.1gの塩分が含まれていますので注意が必要です。

今回、試食として食べて頂いた味噌汁の塩分濃度は0.88%で180ccで計算すると1.58gの塩分量になりました。

今回参加者された方々のご家庭での味噌汁の塩分濃度ですが、0.70%~1.17%の幅でほとんどのご家庭が1.0%以下の結果になりました。また、試食の減塩味噌汁も半数以上の方が「濃い」とお答えしており、日頃から味付けに気を付けている様子が伺えました。

これを機会に普段の味付けや塩分量についてお考え頂けると幸いです。

H20.5.31 第26回 糖尿病教室報告

平成20年5月31日(土) 参加者22名

今回のテーマは、
1、糖尿病検査の基本であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について

2、食事療法

  間食について

  間食をすると血糖値がどのように変動するのか実際に喫食、間食前後の血糖値を計測、ご自身で実感して頂きました。

  カロリー当てクイズなど、グループワークを行いました。



1、「HbA1c」について                       看護師 吉野

今回は平成20年度第1回目の糖尿病教室、又初参加の方も数名いらっしゃいましたので糖尿病を理解するうえで基本的な言葉となるHbA1cについて勉強しました。

事前の糖尿病教室のお便りやクリニック内のポスター等で目にされていた事もあり“HbA1c”を何と読むか分かりますか?の質問に参加者中2/3程度の方が自信をもって”ヘモグロビンエーワンシー“と大きい声で答えて下さいました。又、HbA1cが2ヶ月間の血糖の平均値と言える方もいらっしゃいましたがどうしてそうなのか???となると皆さん難しい顔になってしまいました。

と言うことで、まずは血糖値についてのお話から始めました。(スライド2参照)

血糖値とは皆さんが血液検査の時に針を刺されますよね、その刺された瞬間に自分の血液の中にブドウ糖がどれくらいあるかを測定したものが血糖値です。正常な血糖値と比べた場合、高血糖状態の血液の中はブドウ糖が沢山あり、あふれている状態になります。

私たちが食事をすると食べ物は、胃から腸を通って段々消化され、最終的に腸でブドウ糖に分解され血液中に流れ込みます。ですから朝・昼・夕と食事をすることで血糖値は上昇し次の食事の頃には下がるというリズムを繰り返しています。糖尿病も何もなければ空腹時血糖は110以上になることはありません。また、どんなに暴飲暴食をしたとしても食後2時間の血糖値が140以上になることはありません。このように食事を摂ることによって、又、運動が加わるなどの条件(ブドウ糖は人間の重要なエネルギー源として使われます)で血糖値は変動しますから採血した時間が空腹時なのか食後何時間なのかで血液の検査結果の値は変わってきます。朝、何も食事をしない状態で採血された時は低目でしょうし、食後あまり時間が経っていない時に採血されれば高目の結果になるでしょう。

それでは今日のテーマであるHbA1cはどうでしょうか?

今日まだ朝食を摂っていないからとか、今、駅から20~30分かけて歩いてきたからなどの条件で低い値が期待できると思いますか?

ここで挙手をお願いしたところ本日の参加者中、手を挙げる方はいらっしゃいませんでした。すばらしいです。そうですね、血糖値と違ってHbA1cの値は食事をまだ摂っていないからとかここ2~3日食事療法を頑張ったから等では変化は見られません。

というのはこのHb(ヘモグロビン)という言葉に関係してきます。

私たちの血液成分の中で“赤血球”ってよく聞いたことがあるかと思いますがこの赤血球の中の成分にヘモグロビンが存在します。赤血球は私たちの全身をぐるぐる巡って全ての組織や細胞に酸素を運んでくれています。ヘモグロビンは全身を巡る間に血液中にあるブドウ糖と結びつきながら体内を巡っています。このヘモグロビンとブドウ糖が結びついたものを検査する項目がHbA1cです。ですからブドウ糖が血液中にいっぱいあればある程ヘモグロビンと結びつく割合は高くなりますよね。

それでは皆さんここでちょっと疑問、不満が生じませんか?

食前であったり運動後であれば血液中のブドウ糖は食後に比べて少ないわけですからヘモグロビンと結合する割合も少なく血糖値と同じ様に低目の値が期待できると思いますよね。

何故2ヶ月前の血糖の平均値になるのでしょう?

それは赤血球に寿命があるからなんです。赤血球=ヘモグロビンが骨髄で作られて脾臓で壊れるまでの寿命が約120日間、4ヶ月です。

つまりブドウ糖と結びつくヘモグロビンには今日作られたばかりのヘモグロビンもあれば約4ヶ月前の壊れる寸前のヘモグロビンも体内を流れているわけです。ですから120日間という寿命の半分、約60日(2ヶ月)の血糖の状態を表す値になるわけです。つねに血糖コントロールを良くしない事にはHbA1cの良い結果は得られません。食事療法、運動療法を持続することは、意思の強さと努力が必要で大変な事だと思います。あまり多くの事を努力しようとすると続かないので習慣としていけるような小さな事からコツコツ行えば続けられるかもしれませんよ。合併症の予防、進行防止の為にもがんばりましょうね。






2、食事療法 間食について                管理栄養士 木下



看護師、吉野さんからの説明の後は、食後1時間の血糖値を知ろう!という事で、間食に取りそうなメニューを3種類(ショートケーキ、海苔せんべい、みたらし団子)用意し、お好きな物を選んで食べて頂きました。食べながら、食後1時間の血糖値の予測、選んだ食品のカロリー予測をしてもらいました。

血糖測定までの時間を利用し、栄養士から食事療法についての話をしました。



食事療法の今回のテーマは『間食の上手な取り方』です。

1. カロリー当てクイズ(食品カードの並べ替え)

2. グループワーク 夕食前後の間食に気を付ける方法をみんなで考えよう



5~6人を1グループとし、間食で食べそうな食品のカードを6枚配り、それぞれのカロリーを予測して頂きました。予測がついたら、各グループ担当のスタッフがカロリーの低い順にカードをホワイトボードに張り、みんなで答え合わせをしました。

予想したカロリーとほぼ同じだった食品あり、ちょっと違った食品ありと、皆さん一喜一憂しておりました。

ちょっと違った食品の例:

ようかん1切れ(50g)85Kcal→148Kcal、イチゴショート(110g)275Kcal→378Kcal



この後、ホワイトボードに貼った食品のカロリーをご飯に置き換えた場合や、間食に取っても良い食品、控えた方が良い食品の説明をしました。



次にグループワークとして、Aさん(糖尿病歴があり、主治医からダイエットするよう言われている女性)をモデルにし、この方の夕食前後の間食に気を付ける方法をみんなで考えました。みなさんの日常生活でもよくある場面ですので、いろいろな意見が出たようです。

例えば・・・

お茶・水を飲む。

ゆっくり噛んで食べる。

もったいないと思う気持ちを断ち切る。

食前に食べてしまったら、夕食を減らす。

夕食をしっかり食べる。(そうすれば、食後に食べたくなることはないのでは)

お菓子の代わりに、白滝を薄味で煮たものを食べる。

シュガーレスの飴やガムを食べる。

温めた牛乳を飲む。

紅茶に人工甘味料を入れて飲む。

夕食後、すぐに歯磨きをする。お風呂に入る。(栄養士より)etc…



ここで考えた方法は、普段の生活の中でも役立つことですので、これなら自分でも出来る!と思ったことはぜひ実践してみましょう。

最後に、「次のクリニック受診日まで頑張ろう!」と誓い合い、グループ内で握手をして終わりとなりました。今回で2回目のグループワークでしたが、どのグループも活発な意見交換が出来たようです。



グループワークの後、1時間が経過しましたので、血糖値の測定とカロリーの正解発表をしました。(ショートケーキ→325Kcal、海苔せんべい→1枚52Kcal、カップみたらし団子→300Kcal)

1時間後の血糖値の結果は、予想よりはるかに高かった方、あるいは(意外にも?)低かった方様々でした。

*なお、血糖値の変化については、個人により差がありますので、後日診察時に先生から詳しい説明をさせていただきます。



次回は7月下旬開催の予定です。今後もみなさんのお役に立てる教室を目指していきますので、よろしくお願いします。

H20.3.29 第25回 糖尿病教室報告

平成20年3月29日 参加者29名

平成19年度糖尿病教室の総まとめとなる今回のテーマは、以下の2つです。
1、運動療法 
2、食事療法

『運動療法について』
以前、教室で御指導頂き、大変好評で要望の声が多かった健康運動指導士、西日本糖尿病療養指導士である小池日登美先生を講師にお迎えしました。
最近、『脳トレ』という言葉を耳にしたことはありませんか?
大脳の細胞をよく使う方法として、
1、顔の筋肉を動かすこと 
2、声を出すこと 
3、手先.足先の指を使うこと
日頃何気なく行っている難しいことではないですよね。
これらを積極的に生活に取り入れることで『脳トレ』につながります。
例えば、これから新緑のきれいな季節、心地よい風に吹かれ仲間と一緒に会話を楽しみながら散歩をするのもおすすめです。
脚や膝が痛くて~体重が重くて~筋力が低下して~ちょっと歩くのは・・・という方に脚や膝に負担をかけずにできる運動を紹介します。
『グー チョキ パー体操』(一緒に声を出しましょう)です。 【スライド3参照】
先生の指導のもと、参加者の皆さん一緒に椅子に腰掛け行いました。
1、上半身でグー チョキ パー 
  さらに続けて グー チョキ パー
2、間にパン(両手を叩く)を入れて
  チョキ(パン)グー(パン) グー チョキ パー
3、足でも グー チョキ パー 
4、手と足を同時に行ってみましょう
5、少しスピードアップして

杖を使用している方も、椅子に腰掛けたまま無理なく運動を楽しんでいらっしゃいました。皆さん手足同時に、更にスピードアップとなると順番が違ってしまったり、なかなか難しい様子でしたが、先生の明るい声、笑顔に引っ張られるように皆さんも終止笑い声が絶えず、和気藹々と運動ができました。
スリッパを脱ぎ、床を踏むだけでも、足の裏、骨への刺激ともなり、骨粗鬆症の予防にもなります。トイレの洋式化など動かす機会の減っている股関節運動も効率良くできます。椅子に座って行うので、転倒の危険も少なく、体力のない人、下肢に障害のある人、高齢者の方にもバリエーション(好きな音楽に合わせてみたり)も豊富で安心して行えます。
ぜひ、皆さんも一度椅子に腰掛けた際、試してみて下さい。
『運動をして気持ちよかった』『楽しかった』との感想が多く、運動の良さを実感して頂けたとスタッフ一同嬉しく、更に運動への意欲が高まるよう期待しています。運動にはいろいろな効果があります。血糖値が下がるなど糖尿病治療もさることながら、健康で長生きするためにも必要なものです。辛い運動は長続きしませんご自身楽しく、気持ちよく行うことが大切です。そして何より続けること。継続は力なり。



『食事療法について』
今回のバイキング方式のメニューは、初めてパンを取り入れてみました。
【メニュー】
主  食:ご飯、ロールパン、クロワッサン(マーガリン、ジャム)
副  食:グラタン、煮込みハンバーグ、イカフライ、鶏肉の照り焼き、鯖の味噌煮
     菜の花の辛子和え、アスパラサラダ
デザート:フルーツ盛り合わせ
スープ :卵スープ

今回の食事の注意点としては、ロールパン1個(30g)95Kcalに対し、クロワッサン1個(40g)は179Kcalもあることです。これは、ご飯 100g(小盛り1杯)168Kcalとほぼ変わらないカロリーです。パンだと1食に2~3個食べてしまいませんか?つい食べてしまうと、カロリーオーバーの原因になるので気をつけましょう。また、おかずについてはイカフライ(1/2カット)なら、フライ衣を残すと39Kcal→10Kcalになり、鶏肉の照り焼き(1/4カット)であれば、皮を取ると68Kcal→47Kcalとカロリーを抑えることができます。日頃の食生活でも、少しカロリーオーバーかな?と思ったら、そのような工夫をしてみましょう。

また今回の食事療法についてですが、初めて参加された方は、やはりカロリーシートの計算に苦労されているご様子でした。
しかし、スタッフの皆さんのサポートもあり最後まで計算を終えることができました。また、以前から参加されている方は、料理を取るコツを分かっているご様子でバランスよく食事ができた方や、「(カロリーは高いと思っていたけど)クロワッサンをつい取ってしまったので、その分やっぱりカロリーオーバーになっちゃったな。。。」という方もいらっしゃいました。参加者により様々なご感想を持たれたと思いますが、
今後の食生活に少しでもお役に立てたらと思います。
次回も是非多くの皆様のご参加お待ちしております。

H19.11.10 第24回 糖尿病教室報告

■第24回糖尿病教室報告■ 

平成19年11月10日(土) 参加者17名

今回のテーマは『食事療法』です。
1、1日1600Kcalの献立を立ててみよう!(グループワーク)
2、昼食セレクトメニュー(天丼、牛丼、親子丼)

1、 1日1600Kcalの献立を立ててみよう!について
参加者の方に3つのグループに分かれて頂き、料理カードを使用しての献立作成です。朝食の献立は予め栄養士で立てたので、参加者の方には昼食、夕食の献立を立てて頂きました。
まず、1600Kcalを3食に配分すると、朝食400~500Kcal、昼食500~600Kcal、夕食500~600Kcalとなります。

次に献立の立て方として、主食(ご飯、パン、麺)→主菜(魚、肉、卵、大豆製品)→副菜(主食、主菜に合ったものを野菜を中心に)の順に考えていきます。さらに、カロリーをみながらもう一品(汁物や果物、牛乳)加えると良いでしょう。そうすると、バランスのよい献立を立てることが出来ます。

献立を決めたら、次は量を決めます。
さて、ここでおさらいです!
1単位は何キロカロリーでしたか?(答えは80Kcal)
では、ご飯1単位は何グラムでしたか?(答えは50g)
1日1600Kcalの方の1食のご飯の量は3~4単位ですので、グラムにすると150g~200gになります。それをカロリーにすると、240~320Kcalをご飯で使いますので、残りの360~280Kcalをおかずに使います。
(ちなみに3単位の目安は、うどん、そばは1玉、食パンは6枚切り1枚半です)

ここまで説明をし、朝食の献立を発表しました。
朝食:ご飯150g、納豆、ほうれん草のお浸し、豆腐の味噌汁 合計430Kcalこのメニューを見ると、「えっ!これしかないの?」という声が男性の方から多く聞こえましたが、普段の食事と比べることができ、参考になったかなと思います。

ここで、グループ毎に料理カードを配り、昼食の献立を立てて頂きました。
皆さん、いろいろな意見が出ている様子でかなり盛り上がりました。
献立が決まったら、スタッフの方からグループ毎に発表をしました。
そして、それぞれの献立のカロリー発表をしましたが、なんと!! 全グループ500~600Kcalの範囲でしっかり立ててあり、これにはスタッフ一同びっくりしました。さらにカロリー発表だけにとどまらず、いろいろな質問が出て有意義な時間を過ごす事が出来ました。

次は昼食をふまえ、夕食の献立作成です。
昼食は控えめにしたので、夕食はちょっと豪華に・・・というお考えのグループがあったり、また、個人的に献立を立てそのカロリーを知りたいという方もおり、様々な献立が出来上がりました。
さて、夕食のカロリーについてですがやはり豪華にしたグループは、700Kcalを超えておりましたが、昼食を500Kcal程度にしていたので、良いのかなと思いました。(理想としては、夕食は控えめの方が良いのですが。)

また、品数が多いのにカロリーはしっかり押さえてある献立(白身魚やタイなどの刺身、多くの野菜料理が使われてました)があり、これには「品数が多いと見た目もお腹も満足だし、カロリーも少なくて良いね!」という声がありました。今回のグループワークを通じて、日常の献立作成にお役に立てて頂ければと思います。

2、 昼食セレクトメニュー(天丼、牛丼、親子丼) について
メニュー 天丼・親子丼・牛丼 即席漬け フルーツ 澄まし汁
みなさんで昼食をいただきながら、丼ものを選ぶ時の注意点をお話ししました。
(1)丼もの(単品)だけでは栄養のバランスが悪いので、
  お浸し等の野菜類を添えること。
(2)カロリー表をみて、多いようなら1/3程度残すこと。

  
* 今回、グループワークの次に「カロリー当てクイズ!」を行う予定でしたが、時間の関係上、出来なくなってしまったことをお詫び致します。
(今回はカロリー当てクイズの問題を配布し、後日来院されたときに答え合わせという形をとらせて頂きました。)


~最後に~
今回参加された方に感想を伺ったところ、このようなグループワークは他の参加者の方々と交流ができ、とても良かったとの事でした。今後の糖尿病教室でも取り入れていきたいと思っております。
スタッフもより一層努力をしていきますので、何卒よろしくお願い致します。

H19.9.22 第23回 糖尿病教室

平成19年9月22日(土) 参加者18名

今回は、『運動療法』をテーマに健康運動指導士、西東京糖尿病療養指導士でもある小池日登美先生を講師にお迎えしました。
講議に加え、参加者、先生、スタッフ一同で椅子に腰掛けたまま、さらに音楽に合わせての実践運動を、楽しく行いました。

皆さん、20歳の時の体重を覚えていらっしゃいますか?
現在と比較してどれくらいの増減がありますか?
(この質問に対して、20kg以上という方もいらっしゃいましたが、、、、)
体重1kg減らすということは、脂肪1kg減らすことと同じです。
脂肪1kgを、バター(1個200g)に例えると5個になります。
あなたの体重の増減は、バター何個分ですか?
例えば、20kg増えた方は、バター100個分です。
バターの量を想像してみて下さい。びっくりですよね。
脂肪1kg燃やすには、約7200~7400kcal必要といわれています。
例えば、1万歩あるくと約300kcal、フルマラソンで約2400kcal消費します。


どこでも手軽にできる簡単・筋肉トレーニングということで、今回は椅子を利用しました。
まず、椅子に腰掛け、手をぶらぶらっと振って指先の運動から始めます。
親指から小指、小指から親指と開いて閉じます。今度は親指から親指、小指から小指の順番で。そして、肩、腕、お腹、腰、お尻、ももと叩いていきましょう。
背筋を伸し少しお尻を前に出し腰掛け直して下さい。
腕を大きく前後に振って、次はももを左右交互に上げて(軽い足踏み程度)。さらに両方同時に。では、1分間続けてみましょう。
10秒経過、『ひゃー』スタッフから悲鳴が・・   
ももを叩いて一休み。

次は、膝を開いて開いて、閉じて閉じて、さらに上半身とともに膝を前へ、前へ、もとの位置へ戻して戻して。あれっ!いつの間にか動作がずれていません?
もしや院長?笑いが止まらないようですね。

では、音楽に合わせて続けてみましょう。
まず、腕を振って、続けて足踏み、膝を開いて、閉じて、上半身とともに膝を前後、さらに縄跳び(縄があるつもりで、腕を前回し、後ろ回し、交差、後ろ交差)さあ、初めの足踏みに戻りましょう。ももを叩いて一休み。
1、2、3、4、5、6、7、8と8コマずつ行うと上手く音楽に合ってくるようです。皆さんもご自分の好きな曲に合わせて試してみて下さい。
今回はソーラン節でした。

途中、苦しそうなお顔になっている方もちらほら・・笑顔を心がけましょう!!
顔の体操もしてみましょう。顔でジャンケンです。グー、チョキ、パー出来ますか?
普段使っていない筋肉ですよね。

その他、かかとを上げてつま先立ち状態、数秒キープ、ゆっくりかかとを下ろす。
背もたれから背中にを浮かし、膝を90度にして足を地面につけ、この座り方をキープ。手は太ももにおき、左右交互に脚を上げ、伸した状態で数秒キープ。

もう、運動は無理?と思っていらっしゃる方はいませんか?
ご自宅のソファーでテレビを見ながら、通勤電車やバスの座席で、トイレに座りながら、デスクワークの合間に、公園のベンチで、クリニックの待合室で、様々な場面でちょっと思い付いたら取り入れてみて下さい。

いつでも、どこでも、笑顔で、楽しく、ちょっとした運動を心掛け、糖尿病治療、予防へと、健康維持に役立てて頂ければと思います。

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