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H19.8.12 甲状腺とは?-甲状腺ホルモンの仕組みについて-

H18.8.13 薬の選び方 - ジェネリック医薬品について -

最近、有名な俳優が起用されたコマーシャルやポスターでジェネリック医薬品という言葉を、聞いたり、見たりする機会が多くなり、実際に、患者様から『ジェネリック』に変えられる?や『ジェネリック』って何なの?と質問されます。また『ジェネリック』に代えれば、安くなることが認識されていると実感しています。
そこである患者様例をとってみましょう。「今、服用している血圧の薬をジェネリックに代えてくれないか」この返答は、「この降圧剤は、比較的新しい薬で、代わりになる同じ作用、効果の薬は出てないので無理です」になります。『新しい薬』は先発医薬品のことで、これに対して『ジェネリック』は後発医薬品のことです。先発医薬品には、最低10年以上の特許期間があり、満了されると色々な会社で後発医薬品が製品化されます。日本では、わが国で研究・開発された医薬品、既に海外で使用されている医薬品でも、効果や副作用を調査してから患者様に提供されています。よって先発医薬品は、医療関係者にとり、薬品名も馴染みがあり、作用や副作用に関して十分情報が入ってきます。仮に、『ジェネリック医薬品』を見せられても、この薬品名は何だろう?という場合は少なくありません。発売している会社はどこ?、副作用の問い合わせはどこ?という事があります。先発医薬品は、効果をより良く、副作用を改良され製品化されているので、患者様にとって必要があり、より良い治療効果を期待できると私たち医師が判断すれば、先発医薬品を選択していくでしょう(先発医薬品でさえも、効果が認められ、長い年数が使用されている薬剤の価格は下がってます)。
現在患者様が服用している薬が、既に特許期間が切れ、品質や効果が同等とうたわれる後発医薬品にあるならば、患者様の意志で『先発医薬品』/『ジェネリック』を選択できます。むろん医療費が安くなる選択理由も重要です。私達医師は、現在選択している薬を知らされないのは困ります。どちらに薬が変更されても、効果がどうなったか、副作用がでていないかチェックする必要があるからです。自分の意志で薬を選択できるようになった現在、分からない点、不安があればよく説明を受けることが重要です。

H18.3.22 境界型糖尿病について

TV番組や雑誌の掲載などによって、糖尿病については良く耳にし、目に入る、生活習慣病の中でもっともよく知られている『疾患名』と思います。疾患名が知られているとしたのは、実際、日常診療で糖尿病患者様と接し、どれだけの人が病気を理解し、治療に前向きなのか、疑問を持つからです。糖尿病と診断され、基本治療である食事や運動療法といったの治療のほか、薬物治療として経口血糖降下薬の服用やインスリン自己注射を行っている方さえも、自分自身の病気の恐さを知らないなと思ってしまうからです。もちろん病気への理解や教育を、我々医療関係者がもっと熱心に行っていかなくてはならないという反省をもつしだいではありますが、、、、、。
今回、糖尿病と診断される前、少し血糖値が高いという指摘を受けた方、尿糖が陽性であったことがある方など、もしかして糖尿病の気があるねと言われた方に向け、少しお話をしたいと思います。

境界型糖尿病は、どのように診断されているかを説明します。
  警告:糖尿病の気があると言われた方、
      少し血糖が高いなどの異常を言われた方は
      以下の検査を絶対に行うべきです。

75g経口ブドウ糖負荷試験という検査を行うことで、あなたの現在の状態が、正常型なのか、糖尿病型なのか、糖尿病型にも正常型にも属さないもの(境界型)なのかを判定します。検査の手順としては、検査前日の夕食を21時か22時までに済ませ、朝まで10時間以上の絶食とし、朝は空腹の状態で病院へ来院します。高血圧で内服中の方は、十分なお水で薬を服用してもかまいません。そして、まず空腹時の採血を行い(1回目)、次にブドウ糖液(75gのブドウ糖を溶かした甘い飲み物)を飲みます。そして飲んだ後に、30分後(2回目)、60分後(3回目)、120分後(4回目)と採血をしていきます。この検査終了後まで、病院で待ってもらい喫煙や運動は控えます。そして、検査結果によって判定を行っていきます。

  血糖測定時間
空腹時               負荷後2時間
判定区分
血糖値 126mg/dl以上   または   200mg/dl以上 糖尿病型
糖尿病型にも正常型にも属さないもの 境界型
110mg/dl未満   および   140mg/dl未満 正常型

しかし、上記表以外にも、負荷60分後の血糖値が180mg/dl以上の場合は、糖尿病へ悪化する危険が高いとして、境界型として厳重に経過観察します。 境界型と判定された方が、どう受け止めるかが最も重要で、その人の人生を大きく左右すると私は考えます。境界型として、糖尿病でないと解釈して安心してしまう方、糖尿病の発症過程として危機感を抱く方、これが分かれ道と考えます。なぜかといえば境界型の判定を受けた方は、糖尿病の診断をうけている方と同様に、動脈硬化を促進する状態になってることに変わりがないからです。糖尿病型と判定されなくても、境界型の判定を受けた方は、食生活、運動習慣を見直し、定期的な血糖測定などの検査をして、糖尿病型への進展を食い止め、正常型への改善を目標に努力が必要なのです。 また妊娠を控える方や妊娠可能年齢期に境界型と診断された方は、御自身のからだと赤ちゃんの二人分の注意を払わなくてはなりません(妊娠糖尿病の判定は別にあり、上記よりもっと厳しい基準です)。 境界型に判定された方は、適正体重、血圧の管理、コレステロールやLDL-コレステロール(悪玉)の正常化、生活習慣の見直し(喫煙、飲酒、運動不足の解消)に努力をすべきです。そして、どなたも恐れている心筋梗塞や脳血管障害の発症を阻止できるよう危機感を持つべきです。 糖尿病の診断を受けている方はもちろん、その前段階の境界型と診断された方も、自分のからだに興味をもって治療していきましょう。まずは、御自身の状態を把握するのが重要です。もし、糖尿病の気があると言われたなら、放置せずにしっかり検査を受け、現在の状態を把握し、治療をしていきましょう。定期的な検査も治療の1つです。あとになって後悔をしないように。

H17.7.11 メタボリックシンドロームについて

今までには、成人病や生活習慣病という言葉はよく耳にしていると思いますが、最近、メタボリックシンドロームという言葉を耳にしたことはありませんか?今回のお話として、メタボリックシンドロームを簡単に説明したいと思います。

日本における死因統計では、脳血管障害、心血管病が全死亡の約30%を占めます。これは癌での死亡と同等の割合を占めます。『動脈硬化がよくない』ということは、みなさんが漠然と知っている知識なのですが、何が動脈硬化に悪いのか、なぜ動脈硬化を引き起こさないよう努力しなければならないのか、行動が伴わないという方が多いと思います。
患者様の中には、
血圧が高いといっても、自分ではこれくらい大丈夫、、、前からだし。
血糖コントロールが不良と説明しても、何でもないよ、、、しびれもないし。
コレステロールが高いですねといっても、前から同じくらい値だし大丈夫、、、家族や兄妹もだよ。
体重が標準体重を超え肥満ですといっても、痩せないんだよね、、、少しまた増えたかな。
外来診療の会話には、同様な答えが返ってきます。

よく考えてみて下さい。まだ生計をたてなくてはならない、子供が小さい、これからの人生楽しみたいと考えた時期に、脳出血や脳硬塞の後遺症で体に不自由を感じたり、心筋梗塞で一命をとりとめたが、生活の制限が加わったしまったことなど自分で想像してみて下さい。恐ろしいですよね。

そこで、動脈硬化性疾患の進展を予防しようという観点から、もっとも有名なものは心臓疾患とコレステロールです。すなわち狭心症や心筋梗塞の発症の危険因子として、総コレステロール高値、LDL-コレステロール(悪玉コレステロール)高値が、動脈硬化の強い危険因子となります。しかしながらその他のリスクとして、肥満、中性脂肪(トリグリセライド)高値、高血圧、耐糖能異常などの代謝性疾患の合併により、動脈硬化性疾患を起こす危険率が非常に高くなると言われています。よって動脈硬化性疾患、心臓や脳血管疾患など心血管病に対して効率よく予防しようという観点からメタボリックシンドロームの診断基準が日本でも公表されました。それは以下の内容です。(詳細な判定基準は省略)

メタボリックシンドロームの診断基準
   -----------------------------------------------------
   内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積
     ウエスト周囲径     男性 ≧85cm
                    女性 ≧90cm
        (内臓脂肪面積≧100cm2に相当)
   ------------------------------------------------------
    上記に加え以下の2項目以上
     高トリグリセライド血症    ≧150mg/dl
           かつ/または
     低HDLコレステロール血症 <40mg/dl
     -------------------------------------
     収縮期血圧          ≧130mmHg
           かつ/または
     拡張期圧            ≧85mmHg
     -------------------------------------
     空腹時高血糖         ≧110mg/dl
   ------------------------------------------------------

この診断基準において、内臓脂肪蓄積が必須項目になっています。内臓脂肪が実際どのくらいあるかどうかCT画像を用いて、内臓脂肪量測定を行うことが望ましいのですが、立位、軽呼気時、臍レベルでウエスト径を測ることで代用します。このウエスト径の設定では、諸外国では、男性の径の方が女性より大きく、さらに長さの設定も各国で違うとされます。日本だけが女性の方が大きく、女性90cm、男性85cmとなっています。女性の皮下脂肪を考慮して決められたようです。内臓脂肪蓄積は高血圧、高トリグリセラド血症、低HDL-コレステロール血症、高血糖を生じ、それぞれが心血管疾患のリスクの上昇につながるとされます。

実際に、上記の診断基準を自分に照らしあわせてみて下さい。
すでにメタボリックシンドロームにあてはまりませんか?
心血管疾患を起こす危険度が増しているのではありませんか?
食べ過ぎ、運動不足などライフスタイルを見直すきっかけにして下さい。
また現在、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの治療を受けている方、治療を勧められている方、もう少し真剣に自分の病気と向き合ってみてください

H17.1.12 尿崩症

今回、ちょっと聞き慣れない疾患名、尿崩症についてお話します。
これは、尿がたくさん出てしまう病気です。もちろん尿がたくさん出る病気の代表には、糖尿病という疾患もありますが。
尿崩症とは、下垂体後葉から分泌されるADH:抗利尿ホルモンであるバゾプレシンというホルモンの合成、分泌あるいは作用障害によって腎臓から水の再吸収が低下し多尿を呈する疾患です。大きく分けて、下垂体を中心とした脳が原因の場合と腎臓が原因の場合があります。肝心なものに、心因性多飲症というものがあり、これは、過剰なまでに飲水するために多尿になるもので、この疾患は、飲水を中止すればすぐに尿量は減少します。

【分  類】
1、中枢性尿崩症
  続発性尿崩症(約60%)
  家族性尿崩症(約1~2%)
  特発性尿崩症(約40%)
2、腎性尿崩症
  続発性腎性尿崩症
  遺伝性腎性尿崩症

中枢性尿崩症の多くは続発性であり、視床下部・下垂体系の腫瘍(胚細胞腫、頭蓋咽頭腫)、炎症、外傷や手術、全身性肉芽腫性疾患によって起ります。炎症の中には、リンパ球性漏斗下垂体後葉炎という疾患があります。

【症  状】
 尿量の増加
 口渇(冷水の飲水によって満足感を得られる場合が多い)
 多飲
 口腔粘膜の乾燥
 発汗の減少
 微熱

【診  断】
多尿、口渇、多飲の存在
尿検査
・1日3000ml以上の尿量の確認
・低張尿(尿浸透圧が200mOsm/kg以下)を示す
血液検査
・高張性脱水の傾向示す
 (血漿浸透圧、血中Na値の正常上限から軽度高値となりやすい)
・血中バゾプレシン値 必ず血漿浸透圧や血中Na値との相関で評価する
 中枢性尿崩症では低値
 腎性尿崩症では正常あるいは過剰分泌傾向を示す
負荷試験
・水制限試験
・バゾプレシン試験
・高張食塩水負荷試験
MRI検査 T1強調画像で下垂体後葉の高信号が消失
*リンパ球性漏斗下垂体後葉炎では、下垂体後葉や下垂体茎の腫大が所見として認められます。 

【治  療】
中枢性尿崩症---不足しているバゾプレシンの補充です。
DDAVP(デスモプレシン)という薬剤の点鼻またはスプレーを使用して尿量の調節や体液のバランスを整えます。
腎性尿崩症-----根本的治療法はなく対症療法となります。

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